【眼科専門医監修】ICL・IPCLとは?ファキ性眼内レンズ삽입術のメリット・デメリット

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2月 15, 2025

ファキ性眼内レンズ삽입術(phakic IOL)は、強度近視、乱視、遠視などの屈折異常を矯正する手術法です。虹彩と水晶体の間に眼内レンズを挿入することで、視力を改善します。眼内レンズは柔らかく柔軟性があり、生体適合性に優れ、安全で体に優しい素材で作られています。

また、個々の眼のデータに合わせてカスタムメイドされるため、快適な装着感を実現し、異物感もありません。現在、広く使用されている眼内レンズには、ICLとIPCLの2種類があります。

ファキ性眼内レンズ삽입術は、角膜に影響を与えません。

ファキ性眼内レンズ삽입術の11のメリット

ファキ性眼内レンズ삽입術は、屈折異常治療における大きな進歩です。多くの患者さんがこの手術を選択する理由は、他の方法にはない優れたメリットがあるからです。以下に、ファキ性眼内レンズ삽입術の主なメリットをご紹介します。

1. 高い視力矯正効果

いくつかの研究によると、ファキ性眼内レンズ삽입術の成功率は99%と非常に高く、視力の顕著な改善、鮮明でクリアな視界、そして薄暗い場所でも優れた視覚品質を提供します。

個々の眼に合わせて設計・調整された眼内レンズは、夜間などの暗い場所でも、常に鮮明でクリアな視界を確保します。

2. 安全性と低侵襲性

眼内レンズは、角膜周辺部にわずか2.2〜2.8mmの小さな切開部から挿入されます。手術は比較的簡単で、角膜の外側にのみ作用し、眼内部の構造にはほとんど影響を与えません。そのため、侵襲性が低く、安全で、術後の合併症のリスクも軽減されます。

また、眼内レンズは、柔らかく柔軟性のあるコラマー素材で作られており、生体適合性に優れ、体に対して100%安全です。耐久性が高く、長期使用にも適応し、眼の寿命と同じくらい長持ちします。

3. 角膜を温存

ファキ性眼内レンズ삽입術の大きなメリットの一つは、角膜が薄い方にも安全な方法であることです。眼内レンズの삽입は、角膜を削ったり形状を変えたりすることがないためです。角膜組織を温存し、円錐角膜などのリスクを排除し、角膜の形状を維持することで、高次収差の発生を防ぎます。

4. 幅広い年齢層に対応

ファキ性眼内レンズ삽입術は、21歳から60歳までの近視、乱視の方に適応されます。特に、角膜が薄かったり、円錐角膜などの疾患があり、レーザー治療ができない方にとって、最適な解決策となります。ICLは最大18ジオプターの近視と6ジオプターの乱視、IPCLは最大30ジオプターの近視と10ジオプターの乱視まで矯正可能です。

5. 術後の調整が可能

眼鏡やコンタクトレンズと同様に、必要に応じて眼内レンズを取り外したり、度数を調整したりすることが可能です。近視の進行や減退に合わせて、レンズの度数を調整することができます。

6. 自然な水晶体を温存

白内障手術では人工水晶体に交換しますが、ファキ性眼内レンズ삽입術では、眼本来の水晶体を温存することができます。眼内レンズの삽입は、コンタクトレンズを装着するようなもので、角膜の厚さ、湾曲、強度を低下させることなく、自然な水晶体に影響を与えません。さらに、紫外線を遮断する機能があり、眼内部の構造を有害な影響から保護します。

7. 眼鏡への依存を軽減

高度近視の患者さんの場合、眼内レンズを삽입することで、眼鏡やコンタクトレンズへの依存を軽減することができます。眼内レンズは、非常に自然な装着感で、まるでレンズがないかのような感覚を提供するため、毎日眼鏡を着用する習慣が徐々に減っていきます。

8. ドライアイの軽減

ファキ性眼内レンズ삽입術は、角膜周辺部に2〜3mmの非常に小さな切開部で行われるため、侵襲性が最小限に抑えられ、涙の分泌を司る神経に影響を与えません。そのため、自然な涙液分泌が確保され、術後にドライアイになることはほとんどありません。

9. 紫外線から目を保護

有害な紫外線は、眼の中のタンパク質構造を変化させ、黄斑変性症、白内障、角膜損傷などの原因となります。ICLの主成分であるコラマーには、紫外線カット機能が備わっており、太陽光からの有害な紫外線を遮断し、眼を有害な影響から最大限に保護します。

10. 術後の回復が早い

ファキ性眼内レンズ삽입術は、両眼で20〜30分程度で完了します。視力の回復が早く、眼に不快感や異物感を与えることもありません。ほとんどの方が、術後数日で日常生活に戻ることができます。

11. 長期的な効果

眼内レンズは寿命が長く、眼の寿命と同じくらい長持ちします。そのため、眼内に삽입された眼内レンズは、視力を顕著に改善し、その効果を長期的に維持します。必要に応じて眼内レンズを取り外した場合、視力は術前の状態に戻ります。

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