山羊座(やぎざ)は、黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)の10番目、土(つち)のエレメントに属し、守護星(しゅごせい)は土星(どせい)です。そのため、他の星座にはない独特な特徴を持っています。
山羊座(やぎざ)は、12月22日～1月19日生まれの人々で、星座記号(せいざきごう)はヤギの体に魚の尾を持つ、シーゴートです。
山羊座(やぎざ)は、牡牛座(おうしざ)や乙女座(おとめざ)と同じ土(つち)のエレメントを持ち、奉仕的(ほうしてき)で内向的(ないこうてき)な性格です。守護星(しゅごせい)である土星(どせい)の影響で、伝統(でんとう)を重んじ、忍耐力(にんたいりょく)があり、論理的思考(ろんりてきしこう)に優れています。山羊座(やぎざ)が支配する身体部分(しんたいぶぶん)は、皮膚(ひふ)、歯(は)、骨(ほね)、そして膝(ひざ)です。ラッキーナンバーは6、8、9です。
山羊座(やぎざ)のシンボルフラワーは、スイカズラ、菊(きく)、スミレ、そして水仙(すいせん)です。誕生石(たんじょうせき)は、ガーネット、アンバー、ブラックオニキス、アクアマリン、そしてロッククリスタルです。
ギリシャ神話(しんわ)では、山羊座(やぎざ)はシーゴートの姿で描かれ、バビロニアの豊穣神(ほうじょうしん)エアを象徴(しょうちょう)しています。エアは、下半身(かはんしん)が魚、頭と上半身(じょうはんしん)がヤギの姿をしていました。夜(よる)は大海(たいかい)で過ごし、朝(あさ)になると陸(りく)に上がって人々を守ったとされています。
また、別のギリシャ神話(しんわ)では、上半身(じょうはんしん)が人間、下半身(かはんしん)がヤギの半神(はんしん)パンが登場します。パンは、ヘルメス神(しん)と森の妖精(ようせい)ニンフの間に生まれた子供です。パンが生まれた時、ニンフはあまりの醜(みにく)さに驚き逃げ出してしまいました。パンは後に、牧夫(ぼくふ)と家畜(かちく)の神(かみ)となりました。ある伝説(でんせつ)によると、パンは怪物(かいぶつ)テュポンに襲(おそ)われ、ナイル川(がわ)に飛び込みました。その結果、水面(すいめん)から上の部分はヤギのままですが、水面下(すいめんか)の部分は魚に変化(へんか)したと言われています。
山羊座(やぎざ)の人々は、原則(げんそく)に従って行動し、慎重(しんちょう)で、規律正(きりつただ)しく、常にルールを重視します。また、人間関係においては用心深(ようじんぶか)い傾向(けいこう)があります。真面目(まじめ)で口数(くちかず)が少なく、ぶっきらぼうで、ユーモアのセンスに欠けることもあります。内向的(ないこうてき)な性格で、初対面(しょたいめん)の人とは、恥ずかしがり屋(や)で、ぎこちなく、自信(じしん)がないように見えるかもしれません。しかし、一度(いちど)親しくなると、熱心(ねっしん)で、親切(しんせつ)になり、進んで助けの手を差し伸(さしの)べます。
責任感(せきにんかん)が強く、秘密(ひみつ)を守ることが得意です。何を言うべきか、何を言うべきでないかをよく理解しています。誰(だれ)かに秘密(ひみつ)を打ち明(うちあ)けられた場合、信用(しんよう)を裏切(うらぎ)ることはありません。自分(じぶん)の目標(もくひょう)や計画(けいかく)を隠(かく)しておくこともよくあります。
大きな夢(ゆめ)と情熱(じょうねつ)、そして野心(やしん)を併(あわ)せ持つ山羊座(やぎざ)は、自分(じぶん)らしい生き方と、仕事(しごと)への真摯(しんし)な姿勢(しせい)を持っています。新しい人との交流(こうりゅう)は苦手(にがて)で、パーティーや集まりはあまり好(この)みません。仕事(しごと)では、物質的(ぶっしつてき)にも、名声(めいせい)の面(めん)でも、大きな野心(やしん)を持っています。
現状(げんじょう)に満足(まんぞく)することなく、自分(じぶん)が何者(なにもの)で、何が欲(ほ)しいのかを理解(りかい)しているため、常に自分(じぶん)自身(じしん)の目標(もくひょう)を持っています。将来(しょうらい)に向けて高い目標(もくひょう)を設定(せってい)し、それを実現(じつげん)するために努力(どりょく)を惜(お)しみません。
所有欲(しょゆうよく)と自尊心(じそんしん)が非常に強く、自分(じぶん)の持ち物(もちもの)を大切(たいせつ)にします。山羊座(やぎざ)から何かを借(か)りることは容易(ようい)ではありません。もし、どうしても手放(てばな)さなければならないものがあれば、未練(みれん)なく捨(す)てることができます。これは、人間関係(にんげんかんけい)においても同様(どうよう)です。別れ(わかれ)は別れ(わかれ)であり、相手(あいて)が去(さ)っていくのであれば、引き止(ひきと)めることはありません。山羊座(やぎざ)との関係(かんけい)が終わ(お)ったということは、復縁(ふくえん)の可能性(かのうせい)はないということです。
ギリシャ神話(しんわ)の山羊(やぎ)のように、誰(だれ)にも屈(くっ)しない強(つよ)い意志(いし)を持っています。自立心(じりつしん)が強く、自分(じぶん)の考(かんが)えをしっかり持っています。仕事(しごと)を効率的(こうりつてき)に進(すす)めることができ、誰(だれ)もが耐(た)えられるわけではない大きなプレッシャーにも耐(た)えることができます。
リーダーとしての素質(そしつ)があり、真(しん)の実力(じつりょく)を持っています。たとえ低い地位(ちい)からスタートしたとしても、努力(どりょく)を続(つづ)けて、より高(たか)い地位(ちい)を目指(めざ)します。自分(じぶん)の実力(じつりょく)で上(あ)がり詰(つ)め、現状(げんじょう)に満足(まんぞく)することはありません。言葉(ことば)に重(おも)みがあり、人(ひと)を操(あやつ)って自分(じぶん)の意図(いと)する通(とお)りに動(うご)かすのが得意(とくい)です。
山羊座(やぎざ)のリーダーの下(もと)で働(はたら)くと、彼らの完璧主義(かんぺきしゅぎ)と厳(きび)しさゆえに、大きなプレッシャーを感じることがあります。冷(つめ)たい、真面目(まじめ)な外見(がいけん)に怖(こわ)さを覚(おぼ)えることもあるかもしれません。お世辞(おせじ)を嫌(きら)い、真(しん)の実力(じつりょく)と責任感(せきにんかん)のある人を重視(じゅうし)します。人(ひと)を見る目(め)が優(すぐ)れており、理性(りせい)と知性(ちせい)、そして論理的思考(ろんりてきしこう)を駆使(くし)して、相手(あいて)の長所(ちょうしょ)と短所(たんしょ)を見抜(みぬ)きます。
何か問題(もんだい)が起こ(おこ)った時、友人(ゆうじん)たちは山羊座(やぎざ)を頼(たよ)ります。なぜなら、山羊座(やぎざ)は常に信頼(しんらい)でき、心(こころ)からの励(はげ)ましと的確(てきかく)なアドバイスを与(あた)えてくれるからです。自分(じぶん)自身(じしん)を励(はげ)ますことも得意(とくい)で、誰(だれ)にも頼(たよ)らず、自立(じりつ)して行動(こうどう)することができます。
疲(つか)れた時、山羊座(やぎざ)も諦(あきら)めたく
なることがあります。しかし、彼(かれ)らの野心(やしん)は、休(やす)むことを許(ゆる)しません。常に自身(じしん)に大きなプレッシャーをかけ、あらゆる困難(こんなん)に立ち向(たちむ)かおうとします。これは、仕事(しごと)だけでなく、恋愛(れんあい)においても同様(どうよう)です。山羊座(やぎざ)は、愛(あい)と仕事(しごと)の両方(りょうほう)で、リスクを冒(おか)すことを厭(いと)いません。
