Thala Labsは、Aptosブロックチェーン上に構築されたDeFi（分散型金融）プロトコルです。ステーブルコイン、AMM（自動マーケットメーカー）、ローンチパッドを中心とした、多様な製品を提供する「オールインワン」プラットフォームを目指しています。このプロトコルでは、ステーブルコインMove Dollar（MOD）とガバナンストークン（THL）の2種類の主要トークンを使用します。
Thala Labsは、以下を含む包括的なDeFi製品スイートを提供しています。
- Move Dollar（MOD）： 米ドルにペッグされたステーブルコインで、ユーザーがプラットフォームに資産を担保することで発行されます。MODは、Aptosエコシステム内の多くのDeFiプロジェクトに統合されており、リキッドステーキング、流動性プールトークン、実物資産（RWA）など、多様な担保資産をサポートしています。
- Vault： ユーザーが資産を預け入れ、MODを借りることができる機能です。個別の担保付きローンはVaultと呼ばれます。Thalaは、Thala Stability pool（TSP）など、ユーザーの貸借を支援するツールを提供しています。TSPは、清算から利益を得て、MODを預け入れたユーザーに報酬を与えるための安定化プールです。
- ThalaSwap： Aptos上のAMM DEX（分散型取引所）で、システムに流動性を提供し、ステーブルコインMODの流動性を確保します。ユーザーは、流動性プロバイダーとして参加することで、取引報酬を獲得できます。
- Thala Launch： Aptosエコシステム内の新しいプロジェクトがコミュニティにローンチするのを支援するローンチパッドプラットフォームです。このプラットフォームはThala DAOによって開発されており、プラットフォームトークンの使用を促進し、MODとTHL保有者へのユーティリティを高めます。
Thala Labsは、ステーブルコインMODを中心とした開発を重視しています。製品は現在テスト段階にあり、2023年3月末にコミュニティにリリースされる予定です。
THLはThala Labsのガバナンストークンであり、コミュニティガバナンスや、投票、変更提案などの活動への参加に使用されます。THLは、Thala Labsエコシステムの発展において重要な役割を果たします。
THLは、コミュニティ、チーム、投資家、準備基金に配布されます。THLトークンセールは、Liquidity Bootstrapping Pool（LBP）を通じて実施されます。LBPは、時間の経過とともにプール内のトークンの比率が変化するスマートプールです。
ユーザーは、Coin98 Super Wallet、Metamask、Trust Walletなど、Aptosネットワークをサポートする任意のウォレットにTHLトークンを保管できます。
Thala Labsのチームは、従来のテクノロジーとブロックチェーンの分野で経験豊富なメンバーで構成されています。このプロジェクトは、ParaFi Capital、White Star Capital、Shima Capitalなどの著名な投資家から600万ドルの資金を調達することに成功しました。
