クラムとは?美味しい二枚貝の種類と特徴

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2月 15, 2025

クラムとは、海水、汽水、淡水に生息する二枚貝の総称です。生物学的な厳密な定義はなく、漁業や料理の分野で広く使われています。

「クラム」という言葉は、様々な解釈で使われます。アメリカでは、二枚貝全般を指すこともあれば、砂の中に潜る貝を指し、カキ、ムール貝、ホタテなどの固着性や遊泳性の貝と区別することもあります。イギリスでは、より狭い範囲で使われ、特定の種類の二枚貝のみを指します。

フランスでは、Palourde、prairieなど、それぞれの二枚貝に固有の名前があり、「clam」は北米産のquahogのみを指します。quahogにも種類があり、hard clam(Mercenaria mercenaria)とocean quahog(Arctica islandica)が存在し、混乱を招くことがあります。オーストラリアでは、ムール貝がクラムの総称として使われています。

Razor clam、Giant clam(シャコガイ)、Geoduck(ミルクイ)など、名前に「Clam」と付く貝もありますが、これらについては別の記事で紹介します。

代表的なクラムの種類:

1. 北米のクラム:

  • ソフトシェル・クラム (Mya arenaria): 最大15cmまで成長する大型の貝で、殻は薄く壊れやすいです。身は砂っぽい食感があります。

ソフトシェル・クラムの殻ソフトシェル・クラムの殻

  • ハードシェル・クラム (Mercenaria mercenaria): ソフトシェル・クラムより小型で、最大約13cm。殻は楕円形で、白黒、茶色、または薄い灰色です。
  • アトランティック・サーフ・クラム (Spisula solidissima): 最大のクラムで、非常に硬いクリーム色の殻を持ちます。20~25cmまで成長します。
  • マニラ・クラム (Venerupis philippinarum): 日本、韓国、中国原産。厚い楕円形の殻を持ち、大きさは約6cm。身は甘くて柔らかいです。

2. ヨーロッパのクラム:

  • ヴィーナス・シェル (Venerupis decussata): 最も美味しいクラムの一つとされています。最大7~8.5cmまで成長します。
  • ゴールデン・カーペット・シェル (Venerupis aurea): 黄色の殻を持ち、最大4.5cmまで成長します。
  • ワーティー・ヴィーナス・シェル (Venus verrucosa): 茶色の殻を持ち、約7cmまで成長します。

3. ヨーロッパとアメリカ両方に分布するクラム:

  • オーシャン・クアホッグ: 水深15~100mの細かい砂や泥の中に生息し、成長は遅いですが、200年以上生きる個体もいます。

4. 養殖されるクラム:

  • アメリカとカナダ: マニラ・クラムが養殖されています。
  • ヨーロッパ: Venerupis pullustraが養殖されています。

クラムを使った料理:

クラムは、スープ、蒸し物、揚げ物、焼き物など、様々な料理に使われます。

クラムチャウダー: 北米で一般的なクラムスープで、マンハッタン・クラムチャウダー(トマト入り)やニューイングランド・クラムチャウダー(牛乳、クリーム入り)など、様々な種類があります。

ピピ – オーストラリアのクラム:

ピピ (Donax deltoides) は、オーストラリアの海岸に生息するクラムです。身は甘く、少し脂肪があり、しっかりとした食感です。

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